ソルフェージュってなに?それでどうなるの?

2025年05月15日 12:09
カテゴリ: レッスン日記
すずらんピアノ教室 ソルフェージュ


「ソルフェージュ」って聞くと、なんだか音楽専門の難しい練習みたいに思われがちです。
でも実は、ソルフェージュって「音楽のことば」を身につけることなんです。
たとえば、外国の言葉を話せるようになると、旅行が楽しくなったり、世界が広がったりしますよね?音楽も同じ。ソルフェージュを通して「音のことば」がわかるようになると、
音楽がただの音じゃなくなって、心の中にすーっと入ってくるようになるんです。


♪じゃあ、それって子どもにとって何の意味があるの?

ソルフェージュを学ぶと…
◎耳が育つ
音を聴き分ける力=集中力と観察力。実はこれ、勉強や人との会話にもつながる「聞く力」なんです。
◎感情を表現する力が育つ
音って、自分の気持ちをそのまま表現できるツール。言葉にならない思いを音で伝えられるようになります。
◎考える力が育つ
音の動きには理由があります。ソルフェージュは、音を“感じながら考える”練習。右脳と左脳、両方をバランスよく使います。
◎失敗してもいいって思える
正解が1つじゃないからこそ、何度もチャレンジできる。音楽は、失敗を“面白さ”に変えてくれる世界なんです。


♪え、でも音楽って“贅沢”なんじゃない?

たしかに、ピアノを買ったり、レッスン料がかかったり、時間もとられる。
だから「他の習い事を優先したい」って思う気持ち、すごくよくわかります。
でも、こんな時代だからこそ、
感性やコミュニケーションの力、そして心の余白を育てる音楽の価値が、見直されているんです。受験や点数じゃ測れないけど、「人と違ってもいい」「自分を表現していい」
そんなメッセージを、子どもが音楽から受け取ってくれるとしたら、それってすごく大きな財産じゃないですか?


♪最後にひとこと


ソルフェージュって、「楽譜が読めるようになる」だけじゃない。
子どもが、音を通して“自分らしさ”を見つける時間です。
音楽って、うまくなることがゴールじゃない。
感じて、楽しんで、伝えたくなる。そんな体験の中にこそ、今の時代に必要な“学び”があるんです。

ソルフェージュって、特別なことじゃありません。
毎日の中で少しずつ、「聴く力」「感じる力」「考える力」を育てていくこと。
音楽のレッスンを通して、子どもたちが自分らしく歩いていけるように
そんな時間を、いっしょに作っていけたら嬉しいです。

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