ピアノを習い始めてしばらくすると、子どもたちが出会う「ペダル」。
大人から見ると「ただ踏むだけ?」と思うかもしれませんが、
実は大きなステップなんです♪
ペダルを踏むことで音はふわっと広がり、
まるで空間全体が響きで満たされていくようになります。
でも、そのためには「踏む」「あげる」のタイミングがとても大事。
最初は足と手がバラバラになってしまい、ぎこちない踏み方になりがちです。
テキストに出てくる曲はよく考えられていて、ペダルの動きを体で覚えやすいように作られています。
繰り返し練習していくうちに、少しずつ自然に踏めるようになり、
体全体でバランスをとりながら音を感じられるようになるのです。
ママからは、
「練習している姿が、とても気持ちよさそうに見えるんです」
とコメントをいただきました。
実際に、ペダルを踏んで音が広がる瞬間に、子ども自身も心地よさを味わっています。
音に身をゆだねて「楽しい!」と思える感覚。
これは自分で自分を楽しませる力にもつながります。
もちろん、難しい曲に挑戦するのも1つの楽しみ方。
今の自分のできる曲を「ぎゅっと楽しむ」ことも同じくらい大切。
ペダルを通して、音楽の喜びを体で味わえる経験は、
きっと子どもたちの音楽観を豊かに育ててくれるはずです。
お子さんがペダルを使い始めたら、ぜひその姿をあたたかく見守ってみてくださいね。
きっと「音を楽しむ」瞬間を一緒に感じられると思います。