
高校3年生。進学先が決まりはじめる時期は、
誰にとっても落ち着かないものですよね。
「受験勉強もしなきゃ」「周りもどんどん進路が決まっていく」・・・
きっと、気持ちを抱え込んでしまう日もあると思います。
そんな中でも、発表会に出演してくれる生徒さんがいます。
音楽とは別の道へ進む予定の彼女ですが、
今日はその“レッスンでの変化”について書きたいと思います。
今日の彼女の演奏は、どこか控えめでした。
練習不足を自覚していると、
どうしても気になってしまいますよね。
でも、焦る必要はありません。
楽譜には、小さなヒントがたくさん隠れています。
それをひとつずつ拾い上げていくと、音が整い
気持ちも整っていきます。
受験では、どうしても点数や合否で評価されてしまいます。
それが全てみたいに感じてしまう時期もあるはずです。
でも、音楽は違います。
「こう弾きたい」「こう表現したい」
その“本人の意思”がないと、アンサンブルは成立しません。
上手い下手ではなく、その子が“その子らしく”音を出せることが大事。
今日のレッスンでも、彼女は少しずつ気持ちを開き、
最後にはスケールの大きな音で弾いてくれました。
思わず「その調子でリハーサル、楽しんでね」と伝えたくなるほど。
室内楽の良さは、吹奏楽やオーケストラとも違います。
アイディアを出し合いながら、一緒に音を作っていく時間。
その楽しさを、今日はしっかり思い出してくれたように見えました。
忙しい、気持ちも揺れやすい時期に、
こうしてピアノを聴かせてくれることは本当に貴重です。
音楽を続けることは、
「評価」や「結果」に追われる毎日の中で、
自分を取り戻す時間にもなります。
そんな時間を、すずらんピアノでは大切にしています。
進路を考える時期は、子どもも親御さんも
気持ちが落ち着かないことがあります。
でも、音楽があると、ふっと心が緩む瞬間が生まれます。
受験生でも、部活が忙しい高校生でも、
それぞれのペースで続けられる場所のすずらんピアノ。
これからも、生徒さん一人ひとりの歩みに寄り添いながら、
その子らしさが光る音を一緒に育てていけたらと思います。