子どもが自分で考えて選ぶピアノレッスン|一度決めて考え直してもいい

2026年02月10日 07:30
カテゴリ: レッスン日記

前回のレッスンで、
「この音を目立たせたい」と
自分の考えを話してくれた生徒さん。
目立たせる弾き方と、目立たせない弾き方。
耳で聴いて、
「やっぱり、目立たせたいな」と選びました。
 
その日は
「こうするといいよ」
「こんな体の使い方もあるよ」
といくつかのヒントを伝えて、
レッスンは終わりました。
 
そして次のレッスン。
生徒さんが、
少し照れくさそうに話してくれました。
「家で弾いてみたんだけどね……
やっぱり、ちょっと弾きにくかった」
 
そう。
実際に一人で弾いてみると、
レッスンの時には気づかなかったことが、
見えてきます。
「だからね、
先生が言ってくれた弾き方にしようかなって思った」
私はその言葉を聞いて、
とてもいい時間だったな、と感じました。
 
なぜならこれは、
言われたから変えた のではなく、
自分で試して、考えて、決め直した から。
すずらんピアノでは、
最初から「この弾き方が正解」とは決めません。
 
まずは
「どうしたい?」
「どっちが好き?」
「どう聞こえるかな?」
そうやって一度、自分で選ぶ。
 
そして
やってみて
違和感を感じて
もう一度、考える。
 
その結果
「やっぱり、こっちにする」
それは、立派な判断です。
ピアノのレッスンで育てたいのは、
上手に弾くことだけではありません。
 
・感じること
・試すこと
・考え直すこと
・自分で選ぶこと
 
その積み重ねが、
音楽との関係を、
少しずつ深くしていきます。
 
「一度決めたから、変えちゃいけない」
そんなことはありません。
やってみて、違ったら、また考える。
それができることこそ、大切。
 
この生徒さんは、
自分の耳と感覚を信じて、
一つ経験を重ねました。
次はどんな音を選ぶのか、
また一緒に確かめていこうと思います。

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