「これ、自分でできるよ」が増えてきた一年〜年長さんピアノレッスン

2026年03月03日 11:26

ピアノを始めて、ちょうど一年。
 
好奇心が強くて、とても素直な生徒さんです。
「これは?」「あれは?」「どうするの?」
気になったことは、すぐに聞いてくれます。
 
その一方で、集中が続かないこともあります。
でもそれは、子どもにとってとても自然な姿。
 
興味があちこちに向くのは、
世界を広げようとしている証でもあります。
 
レッスンでは
いきなりピアノを弾き続けることはしません。
 
・リズムを体で打つ
・歩いてビートを感じる
・歌ってみる
・まねをする
・聴き分けてみる
 
そんな時間を必ず通ります。
 
いわゆるソルフェージュの時間です。
 
楽譜を読む前に、
まず体で感じる。
 
指を動かす前に、
音を声に出してみる。
 
この“遠回り”のような時間が、
実は一番の近道になります。
 
最近、レッスンでよく聞く言葉があります。
 
「これ、自分でできるよ」
「あれ、ひとりでできるよ」
 
そして保護者の方からも、
 
「家で、自分から練習しています。
楽しそうに弾いています」
 
というお話をいただきました。
 
体で感じたことを、
自分の力で音にできたとき。
 
子どもは一気に自信を持ち始めます。
 
教えてもらった通りに弾けた、ではなく、
“わかっているから弾けた”という感覚。
 
それがアウトプットです。
 
このタイミングで
新しいテキストも始まりました。
 
進む速さは、ぐっと上がっています。
 
もちろん、早いことが目的ではありません。
 
でも、吸収する土台が育っていると、
進み方は自然に変わります。
 
ただ曲を増やしているのではなく、
理解の深さが変わってきている。
 
ソルフェージュで育ててきた
“見えない力”が、
ここで形になってきました。
 
この成長は
レッスンだけで生まれたものではありません。
 
ご家庭での絶妙な距離感。
急がせすぎず、でも見守る姿勢。
さりげない声かけ。
 
その安心があるから、
子どもは「自分でやってみる」と言えます。
 
ピアノを弾くレッスンでありながら、
音楽を感じる力を育てる時間。
 
目に見えるテキストの進度よりも、
目に見えない土台を大切に。
 
一年で増えた
「これ、自分でできるよ」という言葉。
 
その積み重ねが、
これからの音楽を支えていきます。
 

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