【四街道市・千葉市若葉区】小学生のピアノレッスン|忘れ物から見えた“心の成長”

2026年03月10日 09:34
カテゴリ: レッスン日記

小学生の生徒さん。
彼女は先月
お引越しをしました。
 
以前よりも遠くなり
学校にレッスンバッグを持って行き
そのまま帰りに教室へ寄る流れを
ママが考えてくださっています。
 
生活の中に
ピアノの時間を組み込んでくれていること。
それだけで
胸がじんわり温かくなります。
 
でも今日は、
学校にレッスンバッグを
持っていくのを忘れてしまったそうです。
 
「家に帰る時間はなくて…」
少し小さな声で、
「ごめんなさい」と
話してくれました。
 
忘れ物。
どの子にもあります。
大人だって、あります。
 
私は、こう伝えました。
大丈夫。
忘れたことよりも、
次どうするかを考えられたら
それでいいよ。
 
ピアノレッスンは、
テキスト通りに
進めるだけの時間ではありません。
 
今日は急きょ
連弾にしました。
 
伴奏にボリュームのある曲。
和音が重なり、
一人で弾く音とは
まったく違う響きになります。
 
「えっ、すごい!」
思わず顔がぱっと明るくなる瞬間。
 
和音の変化。
曲ごとに違う音楽の表情。
 
テキストがなくても
音楽体験は
いくらでも広がります。
 
レッスンの終わりが近づき
「あと何曲やる?」と聞くと
「あと3曲、がんばる!」
さっきまで
申し訳なさそうにしていた彼女。
 
心が少し固まっていたのが
音楽の中で
ほぐれていったのを感じました。
 
できる・できない、よりも。
失敗しないこと、よりも。
前を向こうとする気持ち。
 
それが育っていく時間こそ
習い事の価値なのかもしれません。
 
ピアノ教室というと
 
・音符が読めるようになる
・指が速く動くようになる
・発表会で上手に弾ける
 
そんなイメージが
強いかもしれません。
 
けれど実際は
 
・失敗しても立て直す力
・気持ちを切り替える力
・誰かと音を重ねる経験
 
そんな、目には見えにくい力が、
少しずつ育っていきます。
 
 
レッスンの中で
子どもの心がやわらかくなっていく瞬間を
私は何度も見てきました。
 
また一緒に
たっぷり連弾しようね。
忘れ物をしても大丈夫。

その日の出来事さえ
音楽の一部になります。

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