小学生からのピアノ、遅くない。 発表会の譜読みで見えた、半年間の積み重ね

2026年09月20日 07:11
カテゴリ: レッスン日記

レッスンを始めて2、3年目の生徒さんたち。
今、発表会に向けて
新しい曲の譜読みを始めています。
 
楽譜を開いてみて、
「あれ?こんなに読めるようになってる!」
こちらがちょっとびっくりするくらい。
 
決して一気にたくさんのことを
詰め込んできたわけではありません。

ひとつひとつのことを、
小さなステップに分けて。

そして一度できたら終わりではなく、
形を変えながら
何度も何度も繰り返してきました。
 
一見すると、
「もっと先に進んでもいいのでは?」
と思うような時期もあったかもしれません。
 
でもその積み重ねが、
今になってちゃんと力になっている。
発表会の曲の譜読みをしている姿を見て
改めて感じています。
 
 
【数をこなすことよりまずは丁寧に】
 
ピアノを始めると、
「何曲弾けるようになったか」
「どこまで進んだか」
が気になることがあります。
 
もちろ
弾ける曲が増えることも嬉しいこと。
 
でも
その前に、
音符を読む。
リズムを感じる。
音の並びを見る。
音楽の仕組みを知る。
 
そんな「音楽の土台」を、
丁寧につくっていくことも大切です。
 
すぐには目に見えないこともあります。
だから、
「ちょっと停滞しているのかな?」
と感じる時期もある。
 
けれど実はその時、
子どもは力を貯めているのかもしれません。
 
次に大きく伸びるための、
助走期間。
今回の譜読みを見ていると、
そのことがよくわかります。
 
 
少し前の「すずらんコンサート」から半年。
同じ生徒さんなのに、
音楽への向き合い方が
ぐっと大人びてきました。
 
譜読みをするときの表情。
音を確かめる姿。
「こうかな?」と自分で考える姿。
そして、できたときの嬉しそうな顔。
 
この半年間の積み重ねは、
曲の数だけでは
測れないものなのだなと思います。
 
できるようになったことの奥に、
「自分で音楽を読んでいく力」
が育っていました。
 
【「今から」だからこそ、できることもある。】
 
「小学生からピアノを始めるのは遅いですか?」
 
そんなふうに心配されることがあります。
でも私はそうは思いません。
 
始める時期が違えば、
育っていく道筋も違うだけ。
早く始めたから早く進む。
遅く始めたから追いつけない。
そんな単純なものではないと思っています。
 
大切なのは、
その子が今できることを見つけて
小さな一歩を積み重ねていくこと。
そしてその一歩を、
何度も何度も経験していくこと。
 
その時間が、
ある日ふっと、
「あれ?こんなことができるようになってる!」
という瞬間につながります。
 
今回の譜読みは、
まさにそんな瞬間でした。
 
焦らなくて大丈夫。
立ち止まっているように見える時間も、
子どもの中では、
ちゃんと次の一歩につながっている。
 
そんな成長を一緒に見つけていけることが、
ピアノを教える私にとっても、
とても嬉しい時間です。

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