
中学生のレッスン。
小さな頃から見ている生徒さんが
いよいよ“ザ・思春期”に入ってきました。
でも、不思議と「反抗期!」
という感じはしなくて
あぁ、心の感度が育ってきたんだな
一歩大人に近づいているんだな
そんなふうに感じています。
小さい頃のように、
物事を竹を割るようにスパッと割り切れない。
自分の気持ちなのに
自分でもうまく説明できない。
嬉しいのにモヤモヤしたり
頑張りたいのに前向きになれなかったり
思春期って、そういう時期ですよね。
だからこそ、音楽が寄り添ってくれる。
それを共有し始められるのは
小学生のレッスンとはまた違う喜びがあります。
彼女は、小さな頃から一人で
コツコツとピアノに向き合ってきました。
もちろん、ママやパパに見守ってもらいながら・・・
自分の好き嫌いもちゃんとある。
「私はこれが好き」が
しっかり育っている子です。
でも今、どうにも自信が持てない。
自信が持てないから
少し前向きになれない時もある。
そんな姿も見えます。
でも、自信って、周りから褒められて
手に入るものではないんですよね。
もちろん「すごいね!」って
言ってもらえることは嬉しい。
でも、本当の自信って
自分で頑張ったことと
周りの「ブラボー!」が一致した時。
「あ、できたかもしれない」
そんな小さな手応えを
自分で感じられた時に
少しずつ育っていくものなのだと思います。
ピアノって
その積み重ねが本当に多い習い事です。
すぐに結果が出るわけではない。
でも、自分で考えて、練習して
向き合った時間は
ちゃんと音に出る。
だからこそ、
「私はこれだけやった」
という感覚が
自分を支える力になっていく。
自信って
誰かに見せるものでも
誇示するものでもなくて。
自分の中で、
「大丈夫」って
自分をギュッと抱きしめて
あげられる感覚なのかもしれません。
そしてそれは
誰かにもらうというより、
自分で育てていくもの。
ピアノレッスンでは
音楽を学びながら
そんな“心の成長”にもたくさん出会います。
中学生、高校生になっても
続けている子たちは
ただピアノが上手になっているだけではなく
「自分と向き合う力」
を少しずつ育てているように感じます。
小さかった頃を知っているからこそ
弾けるようになったことだけではなく
悩みながら、自分なりに
前へ進もうとしている姿そのものに
成長を感じます。
これからどんな大人になっていくのか
ますます楽しみです。