「練習、全然できなかった……」涙目の彼女に・・・・

2026年08月27日 08:06
カテゴリ: レッスン日記

レッスン室に入ってきた彼女が
涙目でショボーン。
「お出かけしてて、練習
全然できなかった……」
ボソリと話してくれました。
 
夏休み。
離れて暮らしているおばあちゃんの家へ
お出かけしていたのです。
 
先週、レッスンが終わって
ウキウキした顔でレッスン室を
出ていく彼女を見送ったばかり。
きっと楽しみにしていたんだよね。
 
「楽しかった?」
そう聞くと、
「うん!!」
と、笑顔。
それなら、よかった!!
それが一番だよ。
「大丈夫だよ。
じゃあ、その分
今この時間一緒に頑張ろう!」
そう声をかけて
レッスンを始めました。
 
ただ、いきなりピアノには向かいません。
まずはソルフェージュから。
お休みの間に少し離れていた
「音楽体質」に
ゆっくりシフトチェンジ。
 
耳を使って、
声を出して、
身体を動かして。
 
音楽のエクササイズをしながら
少しずつ戻していきます。
 
大丈夫。
ちゃんとある。
 
彼女の中に、音楽を
感じる力はちゃんとある。
 
「あなた、大丈夫だよ」
 
そう心の中で思いながら
一緒に音楽に向き合いました。
 
でも、なかなか表情が晴れません。
 
今回の「練習できなかった」は、
彼女にとって思っていた以上に
大きなことだったのかもしれません。
 
それでも、続けていくうちに、
「あれ?
ちょっと心が元気になってきたかな」
そんな瞬間が見えてきました。
 
練習できないときだって
あります。
特に小さな子どもは
自分だけで生活を
決められるわけではありません。
 
夏休みならなおさら。
お出かけもある。
家族との時間もある。

いつものようにピアノに
向かえない日もある。
 
これからだって
きっとたくさんあります。
 
自分の力だけでは
どうにもならないこと。
 
そんなときに、
「できなかった……」
と落ち込むだけではなく
 
じゃあ
今できることは何かな?
 
と、少しずつ前を
向いていけるように。
 
ピアノのレッスンも、
そんなことを経験していく
場所であってほしいと思っています。
 
できなかったことを責めるのではなく
またここから始めればいい。
 
大丈夫。
音楽はちゃんと
待っていてくれるから。
 
そして今日も、
彼女はピアノに向かいました。
 
夏休みは
子どもたちの生活も大きく変わる季節。
練習できない日があっても大丈夫。
 
その子の今の気持ちに寄り添いながら、
「またやってみよう」と
思えるところまで
一緒に歩いていきます。
 
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