人前で弾くのが苦手な子に変化〜ピアノを通して「私は大丈夫」を育てる

2026年09月30日 07:42
カテゴリ: レッスン日記

テキスト修了コンサート。
テキストの中から
自分で弾く曲と曲数を選び
自分でプログラムを作って
家族をお客さまに招いて行う
小さなコンサートです。
 
家族の前では
いつも練習している。
 
だから、
「何がいつもと違うんだろう?」
と思うかもしれません。
 
でも、やっぱり違います。
 
今回の生徒さんは
人前に出ることがちょっぴり苦手。
 
事前に書いた「得意なこと」には、
「ピアノ」と書いてありました。
 
ピアノが苦手なのではなく
人前で何かをすることが苦手なのです。
 
本番前
保護者の方が到着する前に、
二人でリハーサル。
 
そこで、ひとつだけ伝えました。
 
「恥ずかしい、と思いながら弾くと、
『恥ずかしい』を練習することになるよ。
だから、弾く前に膝に手を置いて、
『私は大丈夫』って思ってから弾いてみよう。」
 
「なるほど!」
そんな表情をしていました。
 
本番でできなくても
それでいい。
そう思って迎えた本番でした。
 
曲と曲の間に
少し間がありました。
 
その間に、
「恥ずかしい」から「私は大丈夫」へ。
 
自分の気持ちを
自分で整えていたのかもしれません。
 
そして、次に出てきた音は、
芯があって
しっかりしていました。
音楽の流れも止まらない。
 
弾き終わったとき
「人前で弾けたね」というだけではない
もう一つの変化がありました。
 
それまで
どこか「自分の外側」にあった
ピアノを弾くということが
自分で考えて
自分で選んで
自分で気持ちを整えて
自分の音で弾く。
 
そんな「自分のこと」になった瞬間。
 
テキスト修了コンサートは
テキストを終えたことを
お祝いするだけの時間ではありません。
 
ピアノを通して、
自分の小さな変化に出会う時間でもあります。
 
ピアノが弾けるようになるだけじゃない。

音楽を通して
自分で考え
自分を支える力も育てていきます。
 
 
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